人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ムビムビ・MOVIE@March.2014
2014年3月に観た映画。

『Nebraska~ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
100万ドルが当たったという通知を受け取ったウディ(ブルース・ダーン)。
それはどう見てもインチキだったが徒歩でもモンタナからネブラスカまで金を受け取ろうとするウディに
息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)が付き添うことに。
こうして始まった父と息子の4州をまたぐ車での旅。
途中、立ち寄った父の故郷で、デイビッドは父の意外な過去を知ることになる・・・。

モノクロの映像がとっても美しい。
頑固なお爺ちゃん、でも憎めない(>_<)
当たりくじが偽物だと言っても信用せず・・・でも、息子が凄く優しいの。
傷つけないよう、お父さんに接して・・・こんな風になれないわ。
昔、住んでいた町に立ち寄るんだけど、100万ドル当たったと言ったら皆、ころりと
態度を変えて、お金を返せやら・・・。どこの国でもそうなのね。
もちろん、好意的な人もいるけど・・・それが違うとわかった時、人々の態度は・・・。
いやもう、人間って癒しすぎる(>_<)
でも、この息子がやってくれる!もう一人の息子も優しいの♪
ガミガミ言う、母親もうざいと思ったけど、このお父さんにお似合い!
ラスト、心温まります。でもこんな雅の強い父親って・・・あ、身近にいるわ(笑)





ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_22232707.jpg

『The Poker House~早熟のアイオワ』

1976年、アイオワ州にある閑散とした町カウンシルブラフス。
売春婦サラ(セルマ・ブレア)の娘に生まれた14歳のアグネス(ジェニファー・ローレンス)とキャミー(クロエ・グレース・モレッツ)は
ポーカーハウスと呼ばれる不法居住者たちが集う屋敷で暮らしていた。
夜ごと、ポーカー賭博やセックスを求めるドラッグディーラーたちがポーカーハウスにやって来るという異様な環境から
彼女は幼い妹たちを懸命に守ろうとする。
そんな中、サラに自分と一緒に売春をするように迫られてしまう・・・。


不幸な女の子をやらせたら、ジェニファー・ローレンスしかいないっ!(笑)
14歳って設定だけど、う~ん、それは微妙だな。
彼女の母親を殴る大締めに黒人男性に自分は愛されてると大きく勘違い。
それは、大人に見られたいと背伸びをしているだけなのか!?
こればっかりは、観ていて辛かった。案の定、悲しい目に合うのは、いつも子供なのよね。
三姉妹がとても健気で・・・三女とバーのお客さんとママさんのやりとりが凄く面白くって。
(特に、お客さんの黒人のおじさんが最高!坂上二郎に見える!)
子供を庇わない母親・・・その現実を目の当たりにして一夜で人生が変わってしまう。
車の中で姉妹が熱唱する姿に心、打たれちゃった。
人は生まれてくる所によって人生が変わってしまう・・・いや、打開するのよっ!
脚本を書いた女性の実話なんだそうです。
彼女の妹たちは、いい人生を送っておるのかしら!?
ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_22004831.jpg

『12Years A Slave~それでも夜は明ける』
1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イジョフォー)はある日突然拉致され
奴隷として南部の綿花農園に売られてしまう。
狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも
彼は自身の尊厳を守り続ける。
やがて12年の歳月が流れ・・・ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会う。


12年間もの間、SLAVEとして生きた男性の話。
言葉巧みに騙されて、家族のもとから引き離される・・・
そんな理不尽なことってと、思うんだけどこれが170年前のアメリカの姿。
本当に酷い・・・。どこの国もこういった過ちを犯しているのね。
過去を穿り返すのでなくそれをこれから、どうやって教訓にしていくかが問題のような気がする。
もちろん、誤りは認めるべきで反省もするべき。
感動のラストだけど、ブラピ・・・美味しいとこどりやわ~(笑)
ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_21593730.jpg

『Philomena~あなたを抱きしめる日まで』
1952年アイルランド、未婚の母フィロミナは強引に修道院に入れられた上に息子の行方を追わないことを誓約させられてしまう。
その後、息子をアメリカに養子に出されてしまう。
それから50年、イギリスで娘と暮らしながら常に手離した息子のことを案じ
密かにその消息を捜していたフィロミナ(ジュディ・デンチ)は
娘の知り合いのジャーナリスト・マーティン(スティーヴ・クーガン)と共にアメリカに旅出つが・・・。


若くして、子供を産んだものの修道院に送られ、子供を養子に出されてしまう・・・。
そんなことが、本当にあるんだから怖い。
ジュディ・リンチのイメージがちょっと違うんだけど・・・
ジャーナリストとのやり取りに微笑んでしまう。
アメリカに行った息子は・・・そんな調べられるのか!?
と思ったら、これが意外にもサクサクとわかって・・・(いや、実際は違ってたかもだけど・・・)
行き違い、すれ違い・・・彼女の思いは息子に届くのか!?
ラスト、号泣です。
もう少し、もう少し、早かったら・・・もう少し、歯車の合うのが早かったら・・・。
ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_21592904.jpg

『Lovelace~ラヴレース』
21歳のリンダ(アマンダ・セイフライド)は、敬虔なカトリック教徒の父(ロバート・パトリック)と
母(シャロン・ストーン)とフロリダで生活していた。
ある日、彼女はバーの経営者チャック(ピーター・サースガード)と知り合い誘われるままに付き合い始める。
そのまますぐに彼と結婚したリンダはセックスの喜びを徹底的に教えられ、性的に成熟していくが・・・。


あらら、バストップがー!!と、変なところで感心しちゃった(笑)
アマンダちゃん、やるー!
もちろん、このラヴレースさんってポルノ女優のことは知らなかったんだけど
なんとも気の毒な・・・。母親の言葉・教えで数奇な運命を辿っちゃったのね。
(この厳格な母親役にエロスを封印したシャロン・ストーン姉さん!やっぱり、美しくそこらの母ちゃんとは違う!)
夫の言うことは全て・・・暴力に支配されてのほうが多いのかもだけど。
以前、AV女優が何故、AV女優になったのかという自伝的映画があったけどそれとは全然、違う。
有名になりたい・・・そういうことではない。
たった1本の映画で死ぬまで、ずっと語り継がれる・・・自分の本意ではないのに。
女性として胸に突き刺さるものがあります。
でも、本当にこの男はロクでもない男だわ!!
妻を何だと思ってるっ!商品じゃないぞー!!
ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_22270471.jpg

『Fruitvale Station~フルートベール駅で』
2009年、新年を迎えたサンフランシスコのフルートベール駅。
多くの人が入り乱れるホームで、22歳の黒人青年オスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)が銃で撃たれてこの世を去る。
命を失ったオスカーにとって、母の誕生日を祝い、娘と遊び
家族や友人と過ごしたいつもの日常が悲しいことに最後の日となってしまう・・・。


先日もアメリカで似たような事件があったところ。
駅のホームで銃殺された黒人男性の亡くなるまでの1日・・・。
売人で刑務所に行ったけれど、本当は心優しい1人の男性。
あっけなく殺された男にも家族がいて仲間がいて日常がある・・・。
亡くなるまでの1日を描いた作品で、彼が更生しようと頑張る姿に胸が熱くなります。
確かに、若い男性が数人いたなら黒人であれ、白人であれ、アジア人であれ怖いと感じるけど・・・。
その日、彼が関わった人たちの証言を元に作られたんだろうな。
1日、1日を大切に生きなくっちゃ。自分のためにも家族のためにも。
ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_21591474.jpg

『白ゆき姫殺人事件』
人里離れた山中で10か所以上を刺され、焼かれた死体が発見される。
殺害されたのは典子(菜々緒)で、容疑者は化粧品会社のOL城野美姫(井上真央)。
テレビディレクターの赤星雄治(綾野剛)は、美姫の同僚、家族、幼なじみなどに取材。
典子が美姫の同期入社で、美人で評判だった一方、美姫は地味で目立たない存在だったことが報道され・・・。


綾野クンが、なかなかゲスい男を演じているんだけどそれはそれで、嵌っているような気がする(笑)
同僚や仲のいい友達、周囲の人が実は悪意のある見方や言い方をしていたり。
TVを見ていても、そういう報道が多いよね。
なかなか、面白い着眼点だと思うんだけどSNSやTV、週刊誌・・・ちょっと世界が狭いのでは!?
私たちは現実、いろんな話を見聞きして情報を得る。
報道やネットだけを信じて鵜呑みにはしない・・・その辺りが弱い感じがするんだけど・・・。
でも、犯人扱いして、後で間違ってましたって・・・これはよくあるよね。
もし、自分が犯罪に巻き込まれたら・・・周囲の人は自分のことを何て言われるんだろ!?
考えると、怖いなぁ。
ムビムビ・MOVIE@March.2014_b0143308_21590121.jpg
3月に観た映画、7本でした。

by kash-w | 2014-08-26 23:20 | 映画 | Comments(4)
Commented by marucox0326 at 2014-08-26 23:56
こんばんわ。

私世代には「いちご白書」のブルース・ダ―ン。
さらに老けたなあ~。でも見たいなこの映画。

ジェニファーちゃん、演技派開眼。
ホントにいろんな役をこなしますよね、彼女。
う~ん、かなり内容的にはキツイけど。

『Lovelace~ラヴレース』のピーター・サースガード
この人ってどーしていつも色男でチョイ悪の役が多いんだろう。
ずんぐりしててかっこいいという感じじゃないのに・・・
アマンダちゃん、清純派を脱皮?
内容が内容だけに露出は必須かと。

今回もいつもながらの多彩なラインナップ。
楽しませていただきました^^
Commented by bayswater92 at 2014-08-27 01:16
こんばんは。
3月は7本も映画を観たんですね。☆
私は最近ちょっとずつDVDを借りて観ています。
追悼の意味で、ロビー・ウィリアムズのとかも。(涙)
『あなたを抱きしめる日まで』、
これも観たいと思っている映画の1本です。♪
『それでも夜は明ける』、これも観てみたくなりました。  ジュン
Commented by kash-w at 2014-08-28 23:29
marucoxさん☆
こんばんは。ブルース・ダーンの映画って観たことないかも・・・。
この映画では、おじいさんでしたよ~。
ジェニファーちゃん、よく出てますよねー。
この前、ハンガーゲームを見ました。強い女!って感じです。
ピーター・サースガード、チョイ悪、似合ってましたよ(笑)
アマンダちゃん、ここまで出すとは・・・(>_<)
鼻血、出そうでした(笑)でも、内容はしっかりしてました。
考えさせられましたよー。

ありがとうございます~!
しかし、一貫性がないですね~(笑)
Commented by kash-w at 2014-08-28 23:34
bayswaterさん☆
ジュンさん、こんばんは。3月、頑張っちゃいました~♪
ロビー・ウィリアムズの訃報、ショックでしたね(>_<)
明るいイメージだったので、鬱だったなんて意外で・・・
『あなたを抱きしめる日まで』もよかったです~。でも、ジュディ・リンチの
イメージが・・・(笑)
『それも夜は明ける』確か、アカデミー賞を取りましたよね~。
これも、考えさせられる映画でした。でも、ブラピ・・・美味しいとこどりー!(笑)
<< 『冰冰花』@大阪市福島区 梅田で、ちょこっと一休み♪ >>