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ムビムビ・MOVIE@October.2012
2012年10月に観た映画。

『BUNGO~ささやかな欲望~ 告白する紳士たち』
岡本かの子、坂口安吾、林芙美子といった作家の原作を基に映画化した短編オムニバス。
『鮨』:すし屋の看板娘と中年男を橋本愛とリリー・フランキー。
『握った手』:OLと内気な大学生、山田孝之と成海璃子。
『幸福の彼方』:戦争で片目を失った男とその男と見合い結婚した女を、波瑠と三浦貴大が演じる。

まず1番に印象に残ったのは日本の風景の美しさ。
こんなに美しい場所が残っていたのかと思ったこと。
ずっと残してほしいわぁ・・・。(ロケ地を見ると、2話目は神戸・3話目は栃木なんだそうです)
今は亡き文豪たちの小説を現代の役者を使って撮ったショートムービー。
なかなか読む機会のない文豪の話をこうやって映像化してくれるって嬉しい限り♪
橋本愛は、神秘的なまなざしで好きだなぁ。成海璃子のあの丸眼鏡はちょっと笑える(笑)
『BUNGO~ささやかな欲望・見つめられる淑女たち』は観損ねちゃって。残念だわぁ(>_<)
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『IN DARKNESS~ソハの地下水道』
ナチス・ドイツに支配されたポーランドで、ユダヤ人を地下にかくまった水道労働者ソハの実話。
1943年のポーランド。地下に盗品を隠しながら懸命に生きてきた水道労働者のソハ(ロベルト・ヴィエツキーヴィッチ)は
ナチスの迫害から地下に逃れたユダヤ人たちに出会う。
最初は金目当てでユダヤ人をかくまったソハだったが、少しずつ彼らに同情するようになるが
ソハの行動は自分だけではなく家族の命を危険にさらすこととなり・・・

予習なしで観てしまったので、そこはどこの国なのか
ソハはどこの国の人なのかわからず、しばし理解するのに?だったけど(笑)
言葉の違いもわからないので・・・。(ポーランドが舞台だったのね・・・)
最初はお金目当てだったけど
徐々に彼らを守るように・・・ソハの心の葛藤が痛いほど伝わってきて・・・
かくまってるのがわかると、家族に迷惑がかかる・・・いや、迷惑なんて簡単なものでなく
殺されてしまう。ソハは彼らを見捨てずに終戦を迎えてることができるのか!?
彼らの運命はどうなってしまうのか・・・。手に汗握ります。
ソハのその後にも涙します。
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『THE RAVEN 推理作家ポー 最期の5日間』

「モルグ街の殺人」「黒猫」など数々の推理小説で著名な作家エドガー・アラン・ポーの最期の日々を
大胆な発想で描いたサスペンス・スリラー
1849年のボルチモア。ある殺人事件を担当することになった若手刑事エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)は
事件が推理作家エドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の作品によく似ていることを察知。
貧乏で酒におぼれる生活を送るポーは容疑者とみなされるが
捜査が進められる中、彼の著作をまねるように連続殺人が発生。
その後、自らのアリバイが証明されたポーは、事件解明のため捜査に加わるが・・・。

エドガー・アラン・ポーと言うとおどろおどろしい話を書く小説かというイメージだったけど
詩も書いたり多才だったのね。本家の本は読んだことないけど
江戸川乱歩は大好きで、子供のころによく読みました。(そのころは江戸川乱歩が本家だと思ってて・・・
まぁ、よく出来たペンネームだわ。)
泥酔し謎とされているエドガー・アラン・ポーの死。実際にエドガーが死の直前に口にした“レイノルズ”とは誰なのか!?
死の直前、5日間を描いたフィクション。思ってた以上に残酷でミステリアス。
でも、物語に引き込まれちゃう。
隠された暗号・・・そんなん見てもわからんわー!と突っ込みたくなったけど(笑)

ジョン・キューザック、好きな俳優さんなんだけど
最近こういうちと、汚れ役が多いわ~。そんなジョンよりも警視役のルーク・エヴァンスに釘付けです♪
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『ARGO~アルゴ』
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ
その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠、52人もの人質を取るという事件が起きる。
パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。
救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は
6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。
彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。
しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった。

ベン・アフレック、監督・主演の作品。これが骨のある作品で見ごたえありました♪
外交官6人をどうやってイランから脱出されるか!?これが映画のロケ班を装って・・・なんて
陳腐な案だと思うんだけど、ほかの案は春まで待って自転車を用意して
サイクリングして国境を超えるとか
まぢですか!?って思うようなものばかり。準備した映画のタイトルが『アルゴ』
その映画がまたスターウォーズのばったもんみたいな映画で・・・(笑)でもこれが真剣かつ
大々的に広告を打つんだから、もう笑っちゃう。
いやでも本編は、まぢ。前半から緊張感が走り中盤からドキドキ感が上昇。(血圧も上がりそう)
ラスト、祈るような気持ちでスクリーンに釘付け。緊張しすぎて力が入りすぎて肩が凝っちゃった(笑)
期待してなかった旦那クンも久々にいい映画だったと申しておりました。今年観た映画で
ベスト3に入るかなぁ・・・。
ラスト、実際の大使館の6人の写真が出るんだけど
これがまた、演じてた俳優さんにそっくり!笑えます。
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『A DANGEROUS METHOD~危険なメソッド』
1904年、若き精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)は
高名な精神分析医フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)が提唱する画期的な治療法を
新しく受け持った患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)に実践する。
そしてユングは彼女が抱えるトラウマの原因を突き止めるが
二人は医師と患者の一線を越え禁断の関係に。
やがてザビーナの存在は、ユングとフロイトとの関係に確執をもたらし・・・。

デヴィッド・クローネンバーグ監督が、『つぐない』の脚本家クリストファー・ハンプトンの戯曲を映画化。
ユングとフロイト、そしてデヴィッド・クローネンバーク監督というだけで
難解な話なんだろうなぁ・・・とは思ったけど
やっぱり、難解(笑)
よく考えたら、ユングとフロイトの名前は知ってるけど詳しいこと知らなかったし(自爆)
高尚なセリフに一瞬、何の映画だったのかしばし悩んだ(笑)
主治医と患者の息を超え、立場が逆転していく様・・・やっぱり、女は強し。
いやいや、もうちょっと心理学を理解しないと厳しいわ。

キーラ・ナイトレイが怖いぐらいなりきってて・・・。ヴィゴ・モーテッセン、どこに出てるのかと思っちゃったよ~。
もう、フロイトにしか見えなかった・・・。

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追記・・・
『桃姐~桃(タオ)さんの幸せ』
60年間、同じ家族に仕えてきたメイドの桃(タオ)が脳卒中で倒れてしまう。
それまでごく当たり前に身の回りの世話をしてもらっていた雇い主の息子ロジャー(アンディ・ラウ)は
桃の介護に奔走することになる。
そのことをきっかけにロジャーの心境も変化していき
2人の間には実の母子以上の絆が生まれていく・・・

60年間、使用人として働いていた桃さん。その桃さんが脳卒中で倒れ
老人ホームに入居することに。この老人ホームがとんでもないところで・・・。
個室と言ってもカーテンで仕切られてるだけ・・・香港の老人ホームって
なんて酷いんだろうって思っちゃうんだけど日本の病院にも似たようなところがあるわ・・・
(広い部屋に30人ほど、寝かされてるとこもあるし・・・)他の国の老人事情が垣間見れるっていうのは
興味深かったりもするんだけど。自分の子供が合いに来てくれないとか
どこの国も同じなんだなぁ・・・としみじみ思ったり。
使用人だけど、家族と同様に接するロジャーの姿に涙しちゃいます。
見習わなくっちゃ!
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10月に観た映画、5本6本でした♪
by kash-w | 2012-12-21 22:18 | 映画 | Comments(2)
Commented by belgium44 at 2012-12-21 23:01
kashさん、こんばんは~♪
毎月沢山観ているわね~^^
一度足が遠のくとなかなか機会がなくなちゃって
最近俳優さんたちの名前に疎くなってきているわ~。
ソハの地下水道、旦那観たいって言っていたのに結局
観に行かなかったのよ~。
映画館の券あるから、せっかくだから何か観に行こうと思って・・・
今は何をやっているのだろう。
アルゴは実話なのね~!
ベスト3に入るなんて気になるわ~♪
Commented by kash-w at 2012-12-22 21:45
belgium44さん☆
さおりさん、こんばんは。この月も結構、観たよ~♪
確かに1度足が遠のくと行かなくなっちゃうよね。私もいつまで
続くやら・・だよ。
俳優さん、私も覚えられないの~。って覚える気がなくなってる(自爆)
ヤバいね~(>_<)
『ソハの地下水道』やっぱりよかったよ~。
さおりさん、観たかな~って思ってたの。1度、見逃しちゃったら
上映時間も変わっちゃうし難しくなるものねー。
映画の券があるなら、何か観ないとね♪
また何を観たか教えてね!『アルゴ』は骨太でよかったよ~。
期待してなかったら、余計にそう思ったかも。オススメよ♪
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